スペイン世界遺産 めぐり
冬枯れのラマンチャ地方(2008.1)
念願のスペイン
この旅の第一のお目当ては学生時代に、友人の持つ建築写真集の中に見たガウディの建築物。当時、日本はル・コルビジェ風近代建築の全盛期でコルビジェのお弟子の前川國男や坂倉準三などが設計した建物が次々と作られていました。私の育った横浜にも県立音楽堂や県立図書館、鎌倉にも近代美術館など。そして、誰でも知っている東京オリンピックの室内競技場になった代々木体育館は孫弟子(前川の弟子)の丹下健三の設計ですね。どれもこれもモダンでそれまで見た建物には無いかっこよさがありました。しかし、人の心にふれてくるような安らぎを抱かせる建物ではありませんでした。しかしガウディ建築の写真を見てこれらの建築とはまったく異質な、次元の全く違う、もう建築物という呼び方では表しがたい人の心に訴えてくる何かを感じたことを記憶しています。
成田を昨日の昼に発ってシベリア経由でヨーロッパへ。ロンドンヒースロー空港で乗り継いでバルセロナに着いたのが現地時間の21時頃、それから宿舎のあるシッチェスへ(バルセロナの西南約40kmの海浜リゾート地)。ベッドに入る頃には24時を回っていました。時差が8時間ですから朝自宅を出てからほぼ26時間,スペインはやはり遠い。
 海のリゾート地シッチェス SITGES
スペインは先々週までは厳しい寒波に見舞われていたそうです。旅行社からも寒さ避けの準備を薦められ覚悟して来ましたが、日中は15度C近くに気温も上がり横浜の3月のような暖かさ。天気もご覧のとおりの快晴ですばらしい青空です。これぞ地中海晴れ?! 
朝の海岸
シッチェスの礼拝堂
写真をクリックするとお望みのページにジャンプします。 工事中のところは拡大写真が表示されます
 バルセロナ BALCERONA
写真をクリックしてください 世界遺産
サグラダファミリア聖家族贖罪教会


ガウディの死後80年以上たつ現在もその遺志を引き継いだ人々の手で建設が続けられている。2005年には生誕の門が世界遺産になっている。
写真をクリックしてください 世界遺産
ガウディのグエル公園

モザイク模様のドラゴンがシンボル?で有名な公園。
元々は自然と調和する高級住宅地としてグエルの依頼で開発したニュータウン。
そして、ガウディの代表作品カサミラやカサバトリョ
写真をクリックしてください バルセロナ市街

フランス国境にも近く地中海に面した良好として古くから栄えてきたバルセロナはカタルーニャの中心として今でもスペインの中でも独自の文化を持っている。特に芸術の面では世界的な才能がこの地から生み出されている。
ピカソ、ミロ、ダリ、近年ではチェロのパブロ・カザルスも有名。
モンセラート MONT・SERRAT
写真をクリックしてください モンセラート修道院黒いマリア像

バルセロナから北に50km
なだらかな起伏が続く丘陵地にギザギザと尖った奇怪な姿をしたモンセラートの山塊が見えてくる。垂直に切り立った岩山のテラスにその修道院がある。ここは、1000年以上の昔から続くカタルーニャの聖地。

タラゴナからラマンチャへ
モンセラートから昼食をとるタラゴナまで高速道路をバスで向かいます。しばらくバルセロナ方向にいったん戻り南に向かう。道路の両側は瓦礫のような荒地が続く、松のような木とオリーブの木がわずかながら点在しています。海岸線の道路に出るとバルセロナ方面からバレンシア方向に向かう大型トレーラーやコンテナー車が増えました。制限速度は150kmとのことですが車線の幅は日本の道より狭いのですれすれに追い越していくトラックがちょっと怖い。料金所はETCが導入されていてスムースです。今朝から最終のマドリッドまでのドライバーさんはベテランらしく時速100kmを堅く守って淡々と走ります。タラゴナ近郊のローマ水道橋までほぼ1時間ほどでした。
写真をクリックしてください 写真はタラゴナ近郊の
ローマ時代の水道橋
世界遺産
ラ・マンチャ LA・MANCHA
写真をクリックしてください カンポ・デ・クリプターナ
の風車
写真をクリックしてください プエルト・ラピス

ドンキホーテ
グラナダ   GRANADA
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グラナダの
フラメンコ・ショウ
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アルハンブラ宮殿
世界遺産

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ヘネラリーフェ離宮へ
世界遺産
アルハンブラ宮殿全景
(ヘネラリーフェ離宮より)
コスタ・デル・ソル COSTA・DEL・SOL
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ネルハの
「ヨーロッパのテラス」
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2007年白い村コンテストNO1フリヒリアナ
写真をクリックしてください
日本でも有名な白い村ミハス
写真をクリックすると拡大表示されます ハモン・イベリコ(最高級生ハム)

南スペインの生ハムはうまい特にハモンイベリコは最高!!イベリコ豚はセビージャの西100kmにあるウェルバの周辺のクヌギなどの自然林で放し飼いで育てられた豚。この自然林がポルトガル国境に近い西南の片隅に残されているだけということからこの豚の生産量が極端に少ないので自然にお値段も高い。
でもごらんのようにセビージャに近いこのレストハウスの値札は152ユーロですから、ずいぶん安いですね。これがマドリッドあたりだとぐっと値が上がるようです。
セルビージャ SEVILLA
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カテドラルと歴史地区
世界遺産
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ヒラルダの塔から見下ろしたオレンジのパティオとセビージャ市街
コルドバ CORDOBA
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メスキータ 世界遺産

メスキータはイスラムのモスクをキリスト教会として改造したものですが十分イスラムの建築のすばらしさが残されている。改造前にはオレンジのパティオもあわせて2万5000人が入れる巨大なモスクであったといいます。
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 ローマ橋 世界遺産

グアダルキビル川にかかるローマ時代の石橋。流量が多いので橋脚を流線型にして決壊しにくくなっている。ローマ時代の建築技術の高さをうkがうことができる。
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花の小道
メスキータの北側には昔、ユダヤ人の居住区があったためユダヤ人外と呼ばれている。曲がりくねった小道をはさんで白い壁の建物には花の鉢がたくさん飾ってある。5~6月の花の季節にはご自慢のパティオを花や小道具で飾って競うコンテストがある。
写真は有名な花の小道、袋小路のにもパティオのような小さな坪庭もある。
家の隙間からはメスキータの塔がみえる。
トレド TOLEDO



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トレド旧市街 世界遺産

この景色はエルグレコによって描かれてから400年たった今でもその姿を変えていない。タホ川に三方を囲まれたこの丘はローマの時代から要害の地であり又交通の要衝として人々を集めた。16世紀にフェリペ二世によってマドリッドに遷都するまではスペインの首都であった。タホ川と城壁に囲まれた旧市街は世界遺産に指定されている。
カテドラル遠景 世界遺産
カテドラル 世界遺産

カトリックの盟主となったスペインの首座としての大聖堂
アルカサル 世界遺産

十三世紀に築かれた城砦
セゴビア SEGOVIA
写真をクリックしてください ローマ水道橋 世界遺産

1世紀後半ローマ治世下で建設された水道橋、数十年前まで現役で活用されていた。今でもここを水が流れている。
写真をクリックしてください カテドラル 世界遺産

16世紀の建造
街のほぼ中央にある
写真をクリックしてください アルカサル 世界遺産

白雪姫のお城のモデル
マドリッド MADRID
写真をクリックしてください スペイン広場/セルバンテス像

中央の座っているセルバンテスの下にドンキホーテとサンチョパンサの主従の像
プラド美術館のゴヤ像
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